
こんにちは!距骨サロン院長のの竹内です。本日は強剛母趾(きょうごうぼし)について解説します!
歩くたびに親指がズキッ!強剛母趾ってどんな症状?


足の親指のつけ根が痛く、動かしにくくなる…。
そんな症状に悩まされている方は「強剛母趾(きょうごうぼし)」かもしれません。
強剛母趾とは、足の親指(母趾)の付け根にある関節が硬くなり、可動域が制限される状態のこと。
特に、歩く・走る・階段をのぼるといった日常の動作で痛みを感じるのが特徴です。
初期は違和感や軽い痛み程度でも、放っておくと関節の変形が進み、靴が履きづらくなる・歩き方が不自然になるなどの問題に発展することも。
外反母趾とは異なり、親指が変形せずに硬くなるのが強剛母趾の特徴です。
なぜ起こる?強剛母趾の主な原因
強剛母趾の原因は、主に関節への過度な負担や足の構造的な問題にあります。
代表的な要因には以下のようなものがあります。
- 長時間の立ち仕事や歩きすぎによる負荷の蓄積
- ハイヒールや先の細い靴の習慣
- 加齢や過去の外傷による関節変形
- 足裏のアーチ低下(偏平足)による負担増
- 距骨のズレや足首の不安定性からくる歩行バランスの崩れ
特に近年注目されているのが「距骨(きょこつ)」の位置のズレです。
距骨は足首にある小さな骨ですが、体のバランスを支える要となる存在。ここがずれると、足裏のアーチや重心が乱れ、母趾に余計な負荷がかかるのです。
そのまま放置するとどうなる?進行した場合のリスク
強剛母趾は、初期の違和感を放置することで症状が進行します。
痛みだけでなく、生活への影響も大きくなっていきます。
- 親指の関節がほとんど動かなくなる
- 歩行や階段の昇降で激しい痛みを感じる
- 靴が当たって痛くなる、履ける靴が限られる
- 歩行バランスが崩れて、膝や股関節に二次的な負担がかかる
- 転倒のリスクが高まる
痛みをかばった歩き方を続けると、他の関節や筋肉にも悪影響が及びます。
早めの対応が、悪化や再発の防止につながります。
自宅でできる!強剛母趾を和らげるセルフケア


強剛母趾は、症状の軽い段階であればセルフケアで十分に改善が可能です。
以下の方法を日々の習慣に取り入れてみましょう。
- 足指体操(グーチョキパー体操)
足指の筋肉を動かし、可動域を広げるトレーニングです。お風呂上がりなど筋肉が温まっているときがおすすめ。 - タオルギャザー
床に敷いたタオルを足指でたぐり寄せる運動。母趾の筋力強化やアーチの引き上げに効果的です。 - 母趾のストレッチ&リリース
親指の付け根をゆっくり動かしながら、関節の可動域を広げましょう。フォームローラーやマッサージボールを使った足裏のリリースも◎。 - インソールでサポート
足裏のアーチを補正できるインソールを使うことで、関節への負担を軽減します。 - 冷温交代療法
炎症がある場合は冷やし、慢性的な痛みには温めて血流を促進。症状に応じて使い分けましょう。
距骨調整で根本改善!整体でできるアプローチとは


セルフケアで改善が見られない、もしくは痛みが強くなってきた場合は、整体での根本的なアプローチがおすすめです。
とくに注目されているのが「距骨調整」。距骨は足のバランスに直結する重要な骨で、ここを整えることで全身のアライメントが改善されます。
整体では以下のような施術を行います。
- 距骨のズレを調整し、足のアーチや重心を整える
- 母趾の関節に直接アプローチし、動きを回復させる
- 足首・膝・骨盤まで一体で整え、歩行バランスを改善
- 日常生活や歩き方の指導によって再発防止を図る
一時的な痛みの軽減だけでなく、再発しにくい体づくりを目指すことが整体のメリットです。
まとめ|親指の違和感は“初期サイン”今こそ見直すタイミング
強剛母趾は、決して珍しい足のトラブルではありません。
しかし、早期に正しいケアを行うことで、痛みを軽減し、悪化を防ぐことが可能です。
足は体の土台。
親指の痛みや動かしにくさを「年齢のせい」と思わず、今こそ足元から整えるタイミングです。
セルフケアでの改善が難しいと感じたら、距骨調整などを取り入れた整体の施術も検討してみてください。
毎日気持ちよく歩ける身体を目指しましょう!
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